今回のブログの内容は
開業へのプランニングを甘く見てしまった…
という例をご紹介致します。
これからキッチンカー開業を考えている方の
参考になればと思います。
開業内容
・キッチンカー制作に掛かった費用 300万円（2tトラック）
・展開メニュー たこ焼き
・本業として開業
・ご夫婦で営業・出店
という内容でした。
問題点
①キッチンカー制作費が300万円もかけている
②展開メニューがたこ焼き。
③いきなり本業として開業。
④夫婦で営業している。
①キッチンカー制作に300万円
すべのカテゴリーで開業資金の回収というのは
一番の問題点です。
早期で回収出来ない
思ったほど回収スピードが上がらない
などの問題で経営の方向性が大きく変わってきます。
実店舗でも開業資金を抑えるように
・居抜き物件での開業。
・内装費を抑える為、自身で出来る所は自身で行い予算を軽減。
などなど色んな工夫をして
初期費用を抑えるようにしています。
実店舗の開業の場合は、物件周辺の人通りや周りの環境などを
しっかり下調べし、どれくらいの売上が見込めるか検討してから
物件契約などを進めていきます。
キッチンカーも同様に、どこに出店したらどれくらい売れるか？
どれくらいの利益を出せるか？をある程度シミュレーションします。
もちろん初期費用だけではなく、運転資金も必要になってくるので
キッチンカー制作に300万円かけるのであれば、＋100万円以上は
運転資金として貯金がある。という準備はしたいですよね。
ブログでも何度も書いている事ですが
初めは低コストで初めて、
自身が、【イケる！】と判断してから、
車両にお金をかける。というスタンスでいいと思います。
お金をかけて1年で廃業なんて…身も蓋もない話…
以上の事から最初からお金を掛け過ぎている。という事が問題点となります。
②展開メニュー
実店舗でもキッチンカーでも展開メニューは命です。
私が考える展開メニューの条件がいくつかありますが
たこ焼きという商材は、その条件を満たしていません。
もちろんたこ焼きがダメと言う事ではありませんし
大きな売上を上げれる可能性も無い事はないのですが…
なぜたこ焼きは難しいのか？
その理由としては…
気になる方は個別説明会に参加を！
③いきなり本業
kitchen-Funnyは【副業】【週末起業】としての開業を推奨しています。
何故なら最初から本業としてのスタートはリスクが高いからです。
低リスクで始められるキッチンカー業ですが、
初めてすぐに大きな利益を出せる保証はどこにもありません。
あくまで低リスクとは、
思ったほど利益を出せなかったとしても、
・開業資金が低い
・キッチンカーを中古として売る事も出来る
・ランニングコストが低額
・販売場所を変更出来る。
上記の点でリスクヘッジが出来るという事で低リスクだと考えられます。
実店舗の場合は開業資金が数百万円かかってしまい
廃業してしまった場合、
多額の借金を抱えてしまう可能性が高い事がハイリスクですよね。
キッチンカーの場合は、多額の借金が残るという事は考えずらいので、
低リスクですよ。とお伝えしています。
しかし、いきなり本業として開業するとなると
安定した収入源を失い、
今までの生活レベルではやっていけなくなってしまいます。
未知の業界に飛び込んで
サラリーマン時代と変わらない収入をいきなり得るというのは
なかなか難しい事かもしれません。
キッチンカーが軌道に乗ってから
本業にするか、副業のままでいくか検討したら良い事ですから
初めからリスクを取るのは、ちょっと危険かな…？と思います。
④夫婦で営業
③のいきなり本業と同様に
これも結構危険なジャッチだと思います。
③でも書いたように
月にどれくらい稼げるか不透明です。
ご夫婦で始めるという事は
キッチンカーでの収入が世帯収入となります。
世帯年収がどれくらいになるのか？が見えていないのが最大の問題点です。
このご夫婦に聞いたところ
キッチンカー製作をしてくれた業者から、
あるイベントに出店出来れば、1000食は売れる！
と言われ、そのイベントに出店する事に。
しかし実際の売上というと
3万円しか売れなかった…そうです。
1000食売れると聞き、開業資金が回収出来ると思ったのかもしれませんが
そんな簡単な事ではありません。
もちろん1000食売れるイベントもあります。
しかし…
圧倒的に足りなかったのもがあります。
販売スキル
必要な機材
です。
どんなアドバイスをしているのかな？って疑問に思いましたが、
この言葉を信じてしまった結果、
・多額の製作費
・いきなり本業
・夫婦そろって営業
これでもイケる！と判断をしてしまったのでしょう。
ちなみに
1日に1000食販売するとしたら、
1日販売時間12時間のイベントだとして
1000食÷12時間営業＝1時間あたりの販売数83.3食
1時間に83食販売。
1時間60分 83食÷60分＝1.4食
1分で1.4食販売しないと、12時間のイベントで
1000食販売は出来ません。
・1分で1.4食提供出来るオペレーションなのか？
・1分で1.4食売れる集客力が、このイベントにあるのか？
・そもそも1分で1.4食販売出来るような集客なのか？
・12時間これが続かないと1000食には届かないが、12時間続けられるのか？
では上記の内容で販売が出来る！としても、
このシミュレーションが外れた場合のリスクヘッジは？
売れなかった場合の在庫は廃棄せずに保管が出来るか？
出店料＋材料代を払って売れなかった場合
次のイベント・出店までの運転資金・生活費は問題ないのか？
ここまで考えてアドバイスをしないと
一回の出店で廃業に追い込まれる可能性も十分考えられます。
キッチンカー業界というのは、入り口が非常に広く
誰でも簡単に開業が出来る業種です。
しかし！
あくまで商売。
利益確保出来なければ廃業。
ここれはキッチンカーでも実店舗でも同じ事。
低リスク 低コストで始められるといっても
最低でも100万円近くはかかります。
お金と時間を無駄にしないように続けていく事が重要です。
続けていくための、見通しは立ててますか？
リスクヘッジはしていますか？
kitchen-Funnyの個別説明会は
この様な事がないように個別で面談をしています。
人それぞれの考えに対応したアドバイスをしているので
このような事はありません。
キッチンカーを始めたい
興味がある
副業を考えている
という方はFunnyの個別説明会への参加をご検討下さい。
mail info@kitchen-funny.com
insta kitchenfunny
twitter @funny8688
Funny代表 岡崎了悟
